
会津絵ろうそくは、江戸時代までは、会津塗や会津木綿とともに会津を代表する産業の一つでした。
会津絵蝋燭の歴史は古く、今から600年前の室町時代に遡ります。蘆名氏や蒲生氏、保科家、会津松平家など歴代の領主の保護の元、会津絵蝋燭は最高級品として高い評価を受けていました。
現在は明かりとしての本来の役目から、会津の観光資源として新たな評価を得ています。
会津絵ろうそくの特徴は、白地の蝋燭に梅や桜などの花の絵が描かれて、表面に蝋の薄い膜をつくり光沢があるのが特徴です。
冬になると雪深い会津では草花が無くお供えに添える花がありません。蝋燭に描かれた花は冬場でも枯れない花として仏壇を飾ることができるため重宝されました。
会津絵蝋燭は漆や櫨の木から採取された蝋を天日にさらして白化したものや会津蝋など元々蝋そのものが白い蝋を原料につくられています。
これにより、表面を白く染めた蝋燭に比べ、会津絵ろうそくは発色がよく火を燈すと絵が浮かび上がるように見えます。
また、絵ろうそくの絵は伝統的な技法として呉汁と呼ばれる天然由来のタンパク質を蝋燭の表面に塗り、油成分の上にも絵が描けるよう加工してから筆で描きます。絵の具は昔は岩石を砕いた顔料を用いていました。
会津絵ろうそくの芯は、和紙にイ草の芯を巻いてつくられます。中が空洞になるため、洋蝋燭に比べて炎が大きく室内を明るく燈すことができるのが特徴です。
一本一本手作業で作られていて、一つとして同じものはありませんが、白地に台形の形をした蝋燭に草花が描かれ艶のある表面に仕上がった絵蝋燭はとても美しく、見る人の心を癒してくれます。
・会津絵蝋燭の用途
・イベントでの利用
会津若松市では戊辰戦争で亡くなった方の慰霊のために、会津絵ろうそくまつりを実施しています。イベントを飾るために数千本の絵ろうそくが灯されます。
・婚礼時のキャンドルサービスとしての絵蝋燭
新郎新婦の名前などの文字を入力してキャンドルサービス時のシンボルとして用いられています。
・贈答品としての絵蝋燭
親しい方の訃報や仏事などに贈り物として用いられています。
・インテリアとしての絵蝋燭
絵蝋燭は、食卓を飾る灯やお部屋を飾るインテリアとして使用されています。
・お墓参りや仏壇の飾りなどでの利用
美しく仏壇を飾る目的で使われています。
小澤ろうそく店の会津絵ろうそくの特徴は品質の高さです。
一本一本手作業で丁寧に作られた絵ろうそくの芯は台形に形が整えられ、ろうそく本体は先が太く下になるにつれ細くなる逆台形の形をしており、美しいコントラストを保っています。
その上に一本一本丁寧に手書きで絵付けしています。小澤ろうそく店の伝統的な絵柄は繊細で美しく見る人の心をとらえます。
火を燈しては炎が大きく明るく、垂れることなく燃え尽きる機能美に称賛の声をいただいています。
他にはないハンドメイドの美しさをご堪能ください。
番組名:遠くへ行きたい
日付:2025年2月23日 日曜日
ドランクドラゴン塚地武雅さんが小澤蝋燭店に訪れます。
各局の放送時間は以下の通りです。乞うご期待ください。
・日本テレビ 日曜日 6:30
・札幌テレビ 日曜日 5:45
・ミヤギテレビ 日曜日 6:30
・福島中央テレビ 日曜日 6:30
・テレビ信州 日曜日 6:30
・中京テレビ 日曜日 7:00
・南海放送 金曜日 10:25
・日本海テレビジョン土曜日 5:30
・広島テレビ 日曜日 7:00
・山口放送 日曜日 13:00
・福岡放送 日曜日 6:30
・長崎国際テレビ 日曜日 17:00
・鹿児島読売テレビ 日曜日 16:00
番組名:NHK総合
日付:2025年1月31日
1回目:12:15 ニュース(福島)
2回目:18:10 はまなかあいづTODAY
絵ろうそくまつりに向けて小澤蝋燭店で急ピッチに進むろうそく作りと絵付けの様子が放映されました。
ゴジてれChu!にて絵ろうそくまつりに向けた小澤蝋燭店の様子を放映
伝統の技術を受け継ぐ若者と伝承者の勇姿が放映されました。
2025年1月10日は大雪に見舞われましたが雪にも負けず営業しました。
ご来店いただいたお客様、有難うございます。
本年もよろしくお願いします。
2025年は元旦から営業いたします。
※写真は松栄堂の干支香り袋です。